5121小隊の非日常の九州奪還3 その4のリンクについて
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九州奪還3 その4
「これから先、この戦いはどうなっていくでござるかね。」「荒波閣下が正式に派遣軍司令官になったことだし・・・・・・・」
「うむ。あの秀才ボンクラコンビは、更迭されたでありんすし・・・・・・・」
「あの落とし穴要塞線は、結構効くニャ。」
「まぁ、少なくともあのような馬鹿げた戦闘をすることには2度とならないでありんす。」
「あの厳島まで持ち出してきたということアルし。」
「少しはましな戦いになるでありんす。」
「でもさぁ、新種の司令型幻獣というのが気になるでござるよ。」
「ふむ。しかし今の所あちき達ではどうすることもできんでありんす。
ブータもその様に申していたであろう、でありんす。」
「あぁ。そちらは俺の方でもう少し探ってみるさ。
幸い作者もそろそろ謎解きをし始めてくれているしな。」
「それよりも、これから支隊改め盗賊団をどうするか、だニャ。」
「うむ。何かよい策があれば具申しても構わぬでありんす。」
「支隊、というよりも今は海旅そのものの方が問題ニャ。
八幡ICだっだっけニャ?合田さんのところに救援に行ったのは、ニャ。
あそこで全滅していた戦車中隊は、話によると相当に酷いものだったらしいニャ。」
「確かにな。ありゃぁ酷すぎる。合田さんもしつこく苦情を言うわけだよ。
要塞線の守備でアレじゃあな。」
「うん。このままじゃ海旅が要塞線の穴になってしまうニャ。
落とし穴要塞の穴じゃしゃれにもなんないニャ。」
「ふむ。それでそなたはどうしろと言うんでありんすか?」
「フッ。支隊を小隊あるいは分隊規模に分割して、海旅の各大隊、あるいは中隊にてこ入れするのニャ。」
「なるほど。でもうちの盗賊団はどうするんだ?」
「そんなものは、ナントでもなるニャ。
要塞線の防御を基本にするのなら、うちの小隊と独混だけでも十分な戦果を上げられるニャ。」
「確かにな。自衛軍なんかよりも、よほどものの役にも立つし、拠点防御であれば、善行さんも大塚さんも反対はせんだろうしな。」
「だが、あちきは盗賊団がやりたいんでありんす。」
「そう来ると思ったニャ。
瀬戸口が言うように、自衛軍なんかよりよほど役に立つから、その編成で、とも考えられるニャ。
でも、そうニャると、善行さんや大塚さんがまずウンとは言わないニャ。」
「それはそうでござる。」
「じゃぁ、どうすんだよ。」
「フッ。簡単なことニャ。
矢吹さんのところと、植村さんのところからまた借りてくればいいだけニャ。」
「おいおい」
「陸軍には十分に恩を売ってあるニャ。
海旅に陸軍から手を借りるというのもありだけどニャ。それでは双方気分が悪いだろうしニャ。
その点、うちだったらそんな問題もニャいし。」
「ふふふ。おぬしも相当に悪でござるノウ。」
「ところで、姉さんはいつ助けに行くニャ。」
「そうだ。そうだ。森はどうすんだよ。」
「まぁ、この戦いが終わってからだろうなぁ。」
「そんニャ・・・・・・・」
「だから、今いるところがこの九州の中でおそらく一番安全な所なんだ。
それに森だけじゃなく、福岡での様子からすると、5月の撤退戦で取り残された、相当数の自衛軍や学兵もいると思われるしな。」
「でも、あのカーミラもいるでござるよ。」
「まぁ確かにその部分が不確定要素として大きいがね。
ただ単純に敵と決めつけてしまうのもな。敵には違いないだろうが。
何にしても、一度は顔を合わせねばなるまいな。それも早いうちに。」
「ボクも連れてけニャ。」
「おいおい。俺だけでなく、オマエさんまで抜けちまったら、戦闘指揮はどうするんだ?
それに、芝村盗賊団には優秀な参謀が必要なんじゃないか?」
「フッ。そういうことなら姉さんのことは君に任せるニャ。」
「・・・・・・・単純なやつ。」
「滝川アヒル以上ガチョウ未満陽平。そなたは凡人なのだから、戦闘に集中せよ、でありんす。」
「まっ、場合によったら彼らと共同して、敵を挟撃するなんて展開だって無くはないだろうし。
いずれにしても、アチラさんの出方しだいさ。」
「ところで、会いに行くと言っても、あのような奥地まで、どうやって行くでありんす?」
「そうでござる。南九州といえば幻獣の支配地域でござるし。
熊本までだって、幻獣の海でござるよ。」
「何もそう真っ正直に熊本へなんぞ戻る必要は無いサ。
東回りで、大分側から入るサ。西側に比べれば、そんなに圧力もないだろう。
それに、山間部を抜けていけば、奴らに出会う可能性はさらに低いだろうし。
ま、動物の皆さんに協力してもらえば、阿蘇まではなんと言うこともないサ。」
「アハハハハ。リスの副王なんて瀬戸口さんを慕って、わざわざ海峡を渡ってきたぐらいでござるからね。」
「ぬ・ぬ・ぬ・ぬ・ぬ。そなた一人だけ、その様に楽しい思い・・・・・・・もとい、危険なことを。でありんす。」
「ハハハハハ。そんなに妬きなさんなって。
でも、阿蘇辺りからは空でも飛んで行かなくてはな。」
「瀬戸口さんって、空飛べるんすか?」
「まぁ、自分で飛んで行ってもいいんだが、先生にでも頼んで、知り合いのスキュラを迎えに寄越してもらうさ。」
「知り合いのスキュラって・・・・・・・」
「ほら、壬生屋が大けがをしたときにも俺たちを護衛してくれただろう?
あっ・・・・・・・山口でオマエさん達に落とされていなければいいんだが・・・・・・・」
「多分大丈夫でござるよ。拙者達の戦っている幻獣とは敵同士なんでござろう?」
「まっ、一応はそうらしいがな。」
「ふむ。わかったでありんす。
そなたらの意見も考慮して、策を練るとしよう、でありんす。
厚志よ。行くでありんす。」
シャナリ・・・・・・・シャナリ・・・・・・・シャナリ
「舞!待ってヨ~~~~~~~。
・・・・・・・でござる。」
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