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九州奪還3 その2

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九州奪還3 その2

「でも、森さんが無事に見つかってよかったでござるね。茜。」
「うん。でも、ニャンだって、共生派ニャンかと・・・・・・・」
「いや、あそこだったら大丈夫さ。俺が保証するよ。
なまじっか自衛軍なんかに保護されるよりは、よほど安全さ。」
「瀬戸口さん。師匠。それ本当っすか?」
「あぁ、本当さ。そんなことより滝川、いい加減に出てきたらどうだ?」
「だって・・・・・・・」
「ふっ。確かに、そんな姿をもし姉さんが見たら、考え直すだろうニャ。」
「そんなことないでござるよ。結構似合っているでござるよ。」
「え~~ぃっ。こんなもの似合ってたまるかってんだ。チクショウ。」
「まぁなんでもいいから、とにかく出てこいよ。」
「うむ。これからは”滝川アヒル以上ガチョウ未満と呼ぶことにする、でありんす。」
「だから、止めろっていってるんだよ。そういう呼び名は・・・・・・・。わかったよ。出てけばいいんだろ、出ていけば。」

「森さんって言えば、今回はみんな壊れちゃったでござるね。」
「姉さんや、壬生屋ほどではないにしても、あの原さんまでニャ。」
「確かに今回は嫌な戦闘ばかりだったでありんすからな。」
「でも、山川息子や青木少尉のように、いい方向へ壊れた、ってのもあるからな。せめてもの救いだ。」
「うん。そうだよなぁ。青木少尉は何かふっきれた、って感じだもんなぁ。なんか、いい女っていうかさぁ」
「君はそういうことをいうか・・・・・・・ニャ?そういうことを・・・・・・・ニャ。
姉さんに言いつけてやる姉さんに・・・・・・・ニャ。」
「えっ、そうじゃねぇよ。そうじゃ。
ただ、大人っていうかさぁ・・・・・・・」
「やっぱり、言いつけてやるニャ。」
「おいおい、滝川。おまえさん墓穴を掘ってるだけだぞ、それじゃぁ。」
「墓穴といえば、あの荒波少将閣下がいよいよでてきたらしい、でありんす。
今度は地下要塞を造る時間もないからと、とにかく落とし穴を造って要塞化するらしい・・・・・・・でありんす。」
「・・・・・・・らしいよなぁ。でもあの土木の岩田参謀も、前にも増してぶっ壊れちゃっているらしいからな。」
「何でも、遠坂君も絡んでいるらしいでござる。」
「いやぁ、それ以前に、あの岩田の従兄弟だかんな。」
「でも、そもそも田辺さんが原因だ、って聞いているでござるよ?」
「えっ?何で田辺が?」
「ふん。あの神々しい姿が何よりの証拠アルよ。」
「げっ。陰険眼鏡。いつの間に。」
「何でもあのコスチュームは、岩田参謀からのプレゼントらしい、アルよ。
本来は、足下はソックスじゃなかったらしいアルけどね。」
「何かさぁ、その格好でいわれても、全然説得力がないんだけどさぁ・・・・・・・」
「ふっ。所詮はそれが秀才の限界ニャ。」
「君たちにそんな風に言われたくはないアルよ。君たちに・・・・・・・」
「ってかさぁ。お前やっぱ整備の中でも浮いてんじゃねぇか?
だって、あの岩田でさえ医者だろう?中村に至ってはコック・・・・・・・ってまんまじゃねぇか。」
「・・・・・・・っく。それを言うな、それを・・・・・・・アル。」

つづく

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