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九州奪還3 その1

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九州奪還3 その1

「ねぇ、舞。なんとか戦線を縮小できてよかったでござる。」
「ふむ。ストーリーの中でもそうだが、小説自体も、な。作者もなんとか調子を取り戻したようだし。わたしは・・・・・・・」
「舞ったら、司令なんだから、きちんと命令は守らないとダメでござるよ。」
「何がだ・・・・・・・っと、そうであった・・・・・・・もとい。そうでありんす。」
「そうそう、その調子でござる。」
「ははは。芝村もようやく解ってきたようだな。」
「あっ、瀬戸口さん。なんか、それ、とっても気に入っちゃったみたいでござるね。」
「あぁ。麦わら帽子も気に入っていたんだけど、ま、アレは夏限定だしな。これからの季節は、暖かくてちょうどいいよ。
ちょっと重いけどな。」
「でも、植村さんが見たらなんて言うでござるか。
あっ、茜。」

「クソッ。見つかってしまった・・・・・・・ニャ。」
「う~ん。おまえさんはまだ解っていないようだな。芝村でさえ、ああして受け入れているというのに。」
「ふん。わたしだって、好きでやっているわけではない、でありんす。
善行からの命令でありんすからな。厚の言うとおり、司令たるものが旅団長の命令を無視するわけには、いかんでありんすから。」
「ふっ。解ったニャ。本来ボクのような天才は、孤高を貫くべきなのだが、仕方ないニャ。つきあってやるニャ。・・・・・・・クソッ・・・・・・・ニャ」
「舞。花魁は”わたし”とは言わないんでござるよ。”あちき”って言わなくちゃ、でござる。」
「ほぅ。速水、オマエさんよくそんなことを知っているな?」
「えっ、これでござるか?休戦期にあまりやることがなかったでござるから、壬生屋さんとよく戦闘パターンのイメージトレーニングをしていたんでござるよ。
その時に、いつも壬生屋さんが時代劇の殺陣の話でいろいろと教えてくれたでござるから。
拙者も見て少し勉強しなくちゃな、と思ってよく見ていたんでござる。」

「壬生屋といえば、まだおまえさんたちにきちんと礼を言っていなかったな。
本当にありがとう。壬生屋を救ってくれて。」
「ハハハ。そんな改まって言われると、照れるでござる。
それにアレは拙者じゃなくて、ブータ達のおかげでござる。」
「まぁ、確かにそうも言えるがな。でも、あの大将もそうとうおまえさんのことを褒めていたよ。」
「そなたはあの者達とつきあいは長いんでありんすか?」
「うん?まぁ、かなり、ね。もう随分と長い付き合いだよ。」
「えっ、だって戦車学校のプレハブ校舎の屋上からだったら、拙者達とそう変わらないんじゃ・・・・・・・」
「あっ、いやっ。まぁ、俺にもいろいろと過去があってな。ハハハ・・・・・・・」

「過去って言えば、今回は結構みんなの過去がばらされたでござるね。」
「え~~ぃっ。黙れっ。そなたはあちきの独り言を盗み聞きして・・・・・・・」
「うん?どんな過去だ?まぁ、芝村の過去は聞きたいような、聞きたくないような、だな。」
「でも、矢吹中佐は意外だったでござるね。
凄絶な青春、っていうんでござるか?」
「あぁいうのは、ラブコメとはいわんの・・・・・・・でありんすか?」
「・・・・・・・」

つづく

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